みっぴっぴのぴ

　金沢へ旅行。
　食べ物、観光も楽しみだが、もう一つの楽しみは学生時代の先輩に会うことだ。

　学外でのボランティア活動をしていたときの先輩で、会うのは卒業以来になる。なぜか年賀状のやりとりだけ続いていた。金沢行きが決定したとき、「お勧めの場所はありますか」と手紙をだしたところ返事をいただいた。メールアドレスを教えてくれたので、いろいろとメールを交換して会う事になったのだった。

　久しぶりに会うけど話題とか大丈夫かなぁ。そんな心配もしていたのだが会ってみれば全然問題なしだった。安心したのは、相方に対しても変に気を使うことがなかったこと。二人のやりとりを聞いていると、一度会わせたっけ？と勘違いするくらい自然にしゃべっていたのだった。それはおそらく3人ともカメラ好きだったせいかもしれない。

　観光に連れていってあげるよ～と言いつつ、結局撮影実習みたいになってしまったのである。それも良し。

　醤油味のソフトクリームを食べ、カメラをかまえ、茶屋街をうろうろしてはシャッターを切り、お茶を飲んでは撮影し。移動中もげらげら笑いっぱなしだった。



　ホテルまで送っていただいて予定のある先輩とはここでお別れ。またねー。



　ひがし茶屋街は先日の豪雨でも比較的被害が少なかったとのこと。御茶屋の『懐華樓』『志摩』の見学をした。

　『懐華樓』は入り口すぐの朱色の階段が圧巻。二階に行けば壁も赤くなっている。こちらは落ち着いた赤色。廊下はぴかぴかに磨かれている(古い建物なので黒光りというべきか?)。漆喰での装飾も見事だった。

　『志摩』は見学用の案内がわりあい丁寧に書かれており、いろいろとわかりやすい。こちらも部屋の壁は落ち着いた赤色。押入れはまったくなかった。

　夕方になり茶屋街の店は閉店の時間になる。あまりゆっくり見れなかったのが残念だけど、御茶屋を二件見学できたので良いでしょう。

　ぷらぷらと近江町市場まで歩く。氾濫した川には重機の通った痕。水もまだかなりにごっていた。浸水した町ではまだ後片付けに追われている人たちがいる。つみあげられたごみ、まだ土の色を残した道路。爪あとはまだ残っていた。


　市場のおすし屋さんで握りずしの盛り合わせを注文。初めて食べたのは白えび。ぷりぷりで甘かった。うはー。満足…。

　腹ごなしにホテルまで歩いて帰って、初日終了。