みっぴっぴのぴ

　早いもんで最終日。
　昨日より1時間寝坊して朝食をとり、散歩しながら写真を撮る。
　海の見える教会では挙式準備がはじまっていた。参列者がバスに乗っていったので、おそらく10時挙式なんだろう。

　荷物をまとめてチェックアウトをしにいくと、ちょうど挙式を終えた新郎新婦が結婚式仕様のクラシックタクシーでホテルに着いたところだった。きれーい。

　身軽になって運河沿いをぷらぷら歩き、初日から気になっていた期間限定のバラカフェに行く。が、まだオープン前…。また来るかーと思いながらもちょっと座って休憩。後からやってきた家族連れも同じように座ったところでスタッフさんがやってきた。てっきり「オープン前ですから」とお断りされるのかと思っていたら「お飲み物はいかがですか？」と。なんだかバツが悪くなってしまって、またお茶しにきますーと席を立った。

　表の看板を見ればオープンは13時。あれ。そんな中でメニューにバラのスパークリングワインを見つけた。それなら昼食の食前酒にしようということでUターン。さっきのスタッフさんに「お帰りなさいませ」とあたたかくむかえてもらった。

　ワインはほんのりバラの香りでおいしかった。


　あとでお茶しにこよ。


　めぼしをつけていた昼食のレストランはすでに満席。入ったことはないけど気になっていたビストロでランチにした。

　腹ごなしに散歩をし、うさこグッズの店に入り、再びバラカフェに戻って「お帰りなさいませ」と数人のスタッフさんに出迎えられる。
　バラのロールケーキを半分こして、バラのハーブティをいただく。
　運河をいく何隻もの船に手をふり、白鳥を眺める。人が少なくなってきたところで、ナイショです、と白鳥用のえさ(パン)をもらい、えさをあげた。面白いくらい白鳥がやってくる。


　「時間をわすれて、ここでぼけーっとすごすのが好きなんですよね」とスタッフさんに話したところ「それがまさに創業者の願っていることなんです」と。
　経営のことで大変なんだけど、この思いがいろんな人に伝わるといいなぁと思った。
　「またきてください。お待ちしています」そういってスタッフさん達は見送ってくれた。


　船は空港へ向かい、搭乗前に五島うどんで夕食とする。
　お気に入りの福砂屋で五三焼と手作りもなかを買い、ちょっとお店を見ただけで搭乗時間になってしまった。


　また来るね。
　今度は、行ったことのないお店で食事をしてみることとセグウェイに乗ることが決まっている。