2012年03月22日
休刊
『大阪人』という雑誌があるのだが、それが今月号で休刊となった。
ただのタウン誌とは違う切り口でしっかりした読み物の雑誌だったのだが、まぁ市の偉いさんがですね、ごにょごにょ…。
懐かしい時代の写真がたくさん載っていた今月号。
この映画館が閉鎖するときは学生で、大好きな『雨に唄えば』を上映していたから行ったなーとか。
マルビルの上でくるくる周っていた電光ニュースとか。
小さいころはピアノの発表会で使用していたホールが、心斎橋筋2丁目劇場になったなーとか。
地元の話でもこんなん知らんかったわーと目から鱗な話が載っていたり。
ほんとに残念。
掲載されていた長友啓典さんの言葉をおかりしよう。
『東京の人はお金が儲かると、それを投資してもっと儲けようとする。でも、大阪人は儲けると、文楽や浄瑠璃や着物や食べ物にうつつを抜かして、文化のパトロンになるんや』。
まさしくそうだと思う。文化のパトロンになるのは悪いことじゃない。
よく舞台で大店の「あほぼん」や「あほだんな」(言葉が悪くてすみません。ニュアンスが伝われば)が、仕事は親や奥さんに任せ、自分は歌舞伎だ文楽だと遊びまわるシーンがある。家の人にすればたまったもんじゃないが、こういう人がパトロンとなっていて、文化が育ってきたんだと思う。
お金がなくなると、文化や教育への投資がまず切られてしまう。"自分がしたい改革にあわないから"、"自分は文化に興味がないから"と切られることもあるでしょう。
文化を切るということは自分たちの"歴史"も否定することにならないか?
お金が戻ってきても、切ってしまった文化は元に戻らない。
ただのタウン誌とは違う切り口でしっかりした読み物の雑誌だったのだが、まぁ市の偉いさんがですね、ごにょごにょ…。
懐かしい時代の写真がたくさん載っていた今月号。
この映画館が閉鎖するときは学生で、大好きな『雨に唄えば』を上映していたから行ったなーとか。
マルビルの上でくるくる周っていた電光ニュースとか。
小さいころはピアノの発表会で使用していたホールが、心斎橋筋2丁目劇場になったなーとか。
地元の話でもこんなん知らんかったわーと目から鱗な話が載っていたり。
ほんとに残念。
掲載されていた長友啓典さんの言葉をおかりしよう。
『東京の人はお金が儲かると、それを投資してもっと儲けようとする。でも、大阪人は儲けると、文楽や浄瑠璃や着物や食べ物にうつつを抜かして、文化のパトロンになるんや』。
まさしくそうだと思う。文化のパトロンになるのは悪いことじゃない。
よく舞台で大店の「あほぼん」や「あほだんな」(言葉が悪くてすみません。ニュアンスが伝われば)が、仕事は親や奥さんに任せ、自分は歌舞伎だ文楽だと遊びまわるシーンがある。家の人にすればたまったもんじゃないが、こういう人がパトロンとなっていて、文化が育ってきたんだと思う。
お金がなくなると、文化や教育への投資がまず切られてしまう。"自分がしたい改革にあわないから"、"自分は文化に興味がないから"と切られることもあるでしょう。
文化を切るということは自分たちの"歴史"も否定することにならないか?
お金が戻ってきても、切ってしまった文化は元に戻らない。
Posted by みっぴー at 23:59│Comments(0)
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