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2012年03月21日

 夜中。

 そういえばあの日も"春分の日"だったな、と思い出す。

 ポケベルが鳴った瞬間。
 心臓が飛び出るくらいどきどきしながら乗った新幹線。
 祈ることしかできなかった3時間。
 出張が終わったからって言うんやで、と言われた病室前。
 またね、と言った母の声。

 今夜、もたへんかもしれんねん、と夜の台所で言った姉の声。

 タクシーがひろえなかった朝。
 手を消毒していたら、もうせんでええねんで、と言った父の声。

 母のなきがらと一緒に帰宅したとき、家の前で会ってしまったお向かいのおばさんの表情。

 そんなことを詳細に思い出してしまい、涙が止まらなくなった。


 悲しいのはずいぶん乗り越えたと思う。

 でもやっぱりずっと悲しいのだよ。


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Posted by みっぴー at 23:59│Comments(0)日記
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